環境問題

2020年02月15日 08:43

環境活動家のグレタさんが最近話題になっていたので国連気候アクションサミット2019での演説の動画で見ました(4分59秒日本語字幕付き)。「裏切ったら絶対にゆるさない」・・相当怒ってましたね・・・・。気持ちはよくわかります、大人たちは真摯に受け止めて、反省しなければならないところが大いにあると思います。

2019年のサミットは主に気候温暖化が主なテーマだと思いますが、30年以上前日本は環境汚染に直面していて自分も同じようなことを思った記憶があります。手塚治虫さん(私がもっとも尊敬しているうちの一人です)の1989年の著書で「ガラスの地球を救え」(何度も読み返しています)という本があります、その中に地球は死にかかっていると題されている随筆があります。そこにはこんなことが書かれており一部抜粋させて戴きます。

人間なんて、地球上の歴史上では新参者もいいところということです、それがどういうわけか、今やわが物顔で、“万物の霊長”と自慢しつつ、欲望の赴くまま自然を破壊し、動物たちを殺戮し続けています。僕がいうまでもなく、それはとっくに大問題になっていることです。しかし、大問題として叫ばれながら、どうにもならない事態が着々と進行してしまっているのはどういうわけなのでしょうか。自国の民を平気で弾圧している悪らつな権力者、政治家も、問われれば、涼しい顔で“緑は大切だ、自然は保護しよう、生命は大切にしよう”と言ってのける。そう言っておいて、金儲けのためなら平気で毒物をたれ流して、殺人兵器をどんどん開発し製造していきます。でも、ぼくがもっと悲しく思うのは、権力者ばかりでなく、僕らの様な普通の市民が案外こんな状態を支えてしまっている様な気がするからなのです。

30年以上前ですがグレタさんと同じように警鐘を鳴らしていた大人はいたのです。当時は大気汚染、水質汚染が大問題で、日本はその後環境基準を厳しくすることは当然ですが、省エネ法(原子力発電は対象外)を昭和54年に制定し省エネルギーにも取り組んで、大気汚染や水質汚染は改善してきた実績はあると思います。こうした実績は(日本の持っている技術、方法)今後の地球温暖化を世界の枠組みの中で解決していくための財産となるのではないでしょうか、原発の問題で難しい点もあると思いますが小泉環境大臣に期待したいと思います。
ちなみにグレタさんはBBCに冠番組を持って地球温暖化の原因を撲滅する方法を探っていくそうです、こちらも今後の活躍に期待したいと思います。

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