青い影と鎌倉殿の13人ゆかりの地、安達盛長編

2022年04月21日 16:39

🎵We skippered a light fandango
Turned cartwheels’ cross the floor
I was feeling kinda seasick
The crowd called out for more
The room was humming harder
As the ceiling flew away
When we called out for another drink
The waiter brought a tray

And so it was that later
As the miller told his tale
That her face , at first just ghostly
Turned a whiter shade of pale
       ・
       ・
       ・
A Whiter Shade of Pale「青い影」1967年プロコル・ハルム
彼女の顔は 最初 血の気を失い
みるみる 青白くなっていったんだ・・・・。諸説あるそうですが、どうやら浮気についての歌のようです。
CMなどでもよく流れている曲であり、世界的にも評価の高い曲です(イギリスのBBCラジオ2が2009年に発表した過去75年UKでプレイされた曲トップ10では1位に選ばれているWikipedia調べ)。ジョン・レノンも人生でベスト3に入る曲としており、日本でも松任谷由美さんや山下達郎さんなどにも影響を与えた曲だそうです。

「忘らるる身をば思はず誓ひてし人の命の惜しくもあるかな」 小倉百人一首 右近(平安中期の女流歌人)
現代語訳にすると「私のことは忘れてもいいですよ。しかしいつまでも愛してくれると神への誓いを破った貴方に、神罰が当たって死んでしまうのは寂しいですね」だそうです。浮気を題材にした歌は結構強烈です。

大河ドラマ鎌倉殿の13人で、北条政子(演:小池栄子)の妊娠中に頼朝が寵愛していた妾、亀の前(演:江口のりこ)が住んでいた邸を、政子が嫉妬に駆られてぶっ壊すという、後妻打ち(うわなりうち)のシーンが出てきましたが、それでも政子の怒りは治らず、ぶ壊された邸の主人である伏見広綱は遠江国へ流罪になったと言う後日談があります。浮気って・・・・・・怖いですね。しかし政子の嫉妬深さは一夫多妻が当然だった当時としては異例でした。源頼朝(演:大泉洋)は「平家物語」に顔大きに、背低きかりけり。容貌優美にして言語文明なりと書かれているそうで、今風に言えばイケメンで女性にモテたことは間違いないようです。今回写真にとってきたのは、13人の一人安達盛長(演:野添義弘)のゆかりの地、甘縄神社です。甘縄神社は8世紀初めに創建した鎌倉最古の神社で、鎌倉時代には、源頼朝、北条政子、実朝らがお参りしており、源氏と縁の深い神社です。川端康成の「山の音」に登場する信吾の家の裏山の神社のモデルと言われています。杜の南に安達盛長の屋敷があったと伝える「安達盛長邸址」の碑があります。(近年では御成町の今小路西遺跡に建っていたとする説が有力)
ドラマでは頼朝の従者として、浮気先にまで付き合わされている盛長ですが、公式に家来をもつことが禁止されていた流人時代からの数少ない従者で頼朝の信頼が厚かったそうです。

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