称名寺

2020年09月24日 12:29

最近あまり走れていないので、運動不足の解消のためハイキングコースを歩いてみようと思い、称名寺(今泉不動)〜散在が池森林公園散策路〜今泉住宅街〜天園ハイキングコース〜覚園寺というコースで歩いてきました。スタートの称名寺は鎌倉市民でもほとんど知られていないマイナーなお寺であり、どちらかというと今泉不動と言った方が地元では知られている名前です。阿弥陀三尊を祀る浄土宗の寺院であり、もとは円宗寺という寺で、弘法大師の開いたと伝わる不動堂(810年)の別当を兼ねていました。その後江戸時代に直誉蓮人が本堂を再興して現在に至っています。境内は驚くほど静かで、川のせせらぎや男滝、女滝と呼ばれる陰陽の滝の音が聞こえ、石段を登ると改築した不動堂(今泉不動)を見ることができます。そこからすぐ近くにある散在が池森林公園は、灌漑用のため池兼調整池である散在が池(通称鎌倉湖)の周囲2.4Kmの散策路で自然がそのまま残されており、スギの植林などもあるようですが、多くが自然植生の森林になっていて、野鳥観察のポイントにもなっているようです。森林公園南側入り口を出て住宅街を抜けると天園ハイキングコース入り口があり、山を越えると南側の覚園寺の出口に出られます。今回のコースは今泉不動まではバスしか交通手段がないので交通の便は多少悪いのですが、静かでハイキングコースとしては結構歯応えがあるコースではないかと思います。散在が池森林公園では高所恐怖症の自分はビビりながら通ったところもありました。あまりメジャーなコースではないようですが、時間に余裕のある方はいかがでしょうか。

写真は全て今泉不動の写真です。

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