チャーリー・ブラウンな生き方

2026年10月12日 16:32

「チャーリー・ブラウンな生き方」を読みました。著者のナット・ガートラー氏は、アメリカの作家・編集者・コミックス出版社代表。コミックス専門出版社About Comicsを創設し、未発表のチャールズ・M・シュルツ作品(『Youth』『It’s Only a Game』など)の復刻版を手がけるなど、ピーナッツ研究と資料保存の第一人者として知られる。著書には、ピーナッツの文化史をまとめた『The Peanuts Collection』、スヌーピーの魅力を多角的に紹介する『The Snoopy Treasures』などがあり、ピーナッツの“外側の地層“を編集する専門家として高い評価を受けている。(COPILOT作著者紹介)

訳者の谷川俊太郎さんは、詩人、翻訳、絵本、作詞など幅広く活躍。1969年より『ピーナッツ』の翻訳をはじめ、2020年には、「完全版
ピーナッツ全集』全25巻の完結によって個人全訳を達成。
訳者の富原まさ江さんは、出版翻訳者。小説・エッセイ・映画・音楽関連など幅広いジャンルの翻訳を手がける。訳書に『「くまのプーさん」誕生物語』、『アガサ・クリスティーの家と暮らし』など。
(巻末訳者紹介より)

この本は、チャーリー・ブラウンの名場面と言葉を通して、失敗しても自分を嫌いすぎない生き方を示す本です。「努力する」「学び続ける」「自分の哲学を持つ」「自分を大切にする」「他者を尊重する」という5つの軸で、日々の気持ちを整えるヒントがやさしく語られ、不器用でも誠実に生きるための小さな指針が詰まっています。(COPILOT作内容紹介)

BE MORE CHARIE BROWN find your own worldly wisdomこれを、「うまくいかない日でも、自分の味方でいる。チャーリー・ブラウンな生き方」と訳しているところに、谷川俊太郎さんの人間観「弱さを抱えたまま生きる人へのまなざし」が前面に出ているのではないでしょうか。ガートラーの原著とは違った大人の生きづらさに寄り添うような静かな哲学書といった側面を感じます。(ちなみに谷川俊太郎さんの父は、日本を代表する哲学者・谷川徹三博士だそうです)
最後のページが「いざというときに駆けつける」に日本版はなっているのですが、ガートラーの原著とは差し替えられているようです。誰かのためのチャーリーは、「人は壮大な理念ではなく、ささやかな記憶で生き延びる」という谷川俊太郎さんの思想が反映されているように思います。うまくいかない日でも、自分の味方でいてくれる小さな記憶・・・・・忘れちゃったかなあ・・・なんとか拾い集めてみます。

共訳となっているためどのあたりが谷川さんの思想が反映され、どのあたりが富原さんの思想が反映されているかはわかりません、あくまでも個人的な意見ですので出版社の編集とは違った見解になっているかもしれません、もし間違っていたらお詫びいたします。

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