緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出を控えなければなりませんので、昨日に引き続き映画の紹介をしたいと思います。
私 生まれも育ちも 葛飾柴又です
帝釈天で 産湯を使い 姓は車 名は寅次郎
人呼んで フーテンの寅と はっします
♫俺がいたんじゃ お嫁にゃゆけぬ
わかっちゃいるんだ 妹よ〜
「男はつらいよ」のオープニングに必ず流れる歌です。確か毎年お正月に公開されていたと思いますので、それに合わせてテレビCMでよく耳にしていました。一番最近の作品は2019年に50作目お帰り寅さんが公開されています。ほぼ松竹大船撮影所で撮影されているはずですが、ほとんど鎌倉はロケ地になっていません。非常に数少ない作品の中で29作目の寅次郎あじさいの恋に鎌倉と江ノ島が登場しますので観てみました。いつもであれば寅さんが一方的に恋をして、空回りをして振られるのがパターンですが、今回はマドンナのいしだあゆみさんが寅さんに恋をして、寅さんがあたふたしてしまってどうしていいか分からなくなってしまう珍しいパターンの作品です。マドンナ(いしだあゆみさん)から鎌倉デートの帰り「寅さんは私の好きな寅さんではなくなってしまったのね」と言われてショックを受けて電車の中で涙する寅さんが描かれています(実際に泣いているシーンはなく、一緒に行った満男の回想による)。やっぱり寅さんは面白い・・・詳しくは映画を観てもらいたいのでこれくらいにしたいと思います、名作の一つと言ってもいいと思いますので是非御覧になってください。
最後にネットで見つけた寅次郎名言集をどうぞ
「なんと言うかな、あー生まれてきて良かった。そう思うことが何べんかあるだろう。そのために人間生きてんじゃねーか?」39作寅次郎物語
「寂しさなんてのはなあ、歩いてるうちに風が吹き飛ばしてくれらあ」44作寅次郎の告白
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で全世界で大変なことになっている世の中に、寅さんがいたらどんな言葉をかけてくれるでしょうか?聞いてみたい気がします・・・・・・・。