本屋大賞

2020年04月11日 08:49

今年の本屋大賞が「流浪の月」凪良ゆう著に決定したニュースをみました、ここ数年ノミネート作品の10冊から1〜2冊読んでいて、2019年は「さざなみの夜」木皿泉著、「ひと」小野寺史宜著 2018年は「かがみの孤城」 2017年は「コーヒーが冷めないうちに」等、中でも2012年のビブリア古書堂の事件手帳三上延著はハマりまして全巻読んでいます。ビブリア古書堂は北鎌倉が舞台となっていて、三上さんは物語の中に登場する高校の卒業生だそうです。その某高校ができる前はその場所に畑があったのですが、その畑に芋掘りに行っていたくらい生まれて育った地元なので、物語が自分の頭の中で映像化出来るくらい身近に感じられる作品でした。

今年の10冊の中では「流浪の月」はまだ読んでなくて、「店長がバカすぎて」早見和真著(ちなみに9位だそうです)を読みました。私は結構面白かったなあと思うのですが、何しろタイトルからわかりますが、最初から主人公の不平不満が爆発していて、最後の章以外続いていく話になってます。しかし面白おかしく書いてあるのでドロドロした感じはなく、ああ・・商売してるとどこでもこんな不満はあるよな・・・と言った感じでサラッと読めました。小説の中でアナグラムが出てくるのですが著者の早見和真(HAYAMI KAZUMASA)さんは本当は水浜紗香MIZUHAMA SAYAKAさんと言う女性なのではないかと推理してみましたがどうでしょう?(本を読んでもらえればわかってもらえると思います)。

ちなみに2020年の発掘部門で「無理難題が多すぎる」土屋賢二著が受賞されているのですが、手書のPOPに“毒にも薬にもならない1冊”と書いたらよく売れたそうです。大賞の「流浪の月」のかなり重いテーマからするとものすごい振れ幅ですが、その辺はさすが書店員さんが選んでいるからでしょうか、気になる1冊なので是非読んで見たいと思います。

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