「日本の歪み」養老孟司✖️茂木健一郎✖️東浩紀を読みました。東大卒の三人の博士による討論が本になっています。養老博士はご存知の方も多いと思いますが、解剖学者であり、東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。医学部教授退官後は、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。東京大学名誉教授。京都国際マンガミュージアム名誉館長。(ちなみに養老博士の著書は「唯脳論」「バカの壁」「遺言」「ものがわかるということ」や共著も含めると莫大な数に上ります、残念ながら私はその10分の一も読めていません。1985年から一般向けの文筆活動を行なっていて、医学博士というよりもそちらのイメージが強いかもしれません)茂木博士は脳科学者であり、東京大学理学部(法学部)卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピューターサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学大学院客員教授。(ちなみに茂木博士の著書は「脳と仮想」「クオリアと人工意識」などかなり読んでいる方だと思います、YouTubeの脳の教養チャンネルはファンなので登録しています)東博士は批評家、哲学者、小説家であり、東京大学教養学部卒業後、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。株式会社ゲンロン創始者。(ちなみに著書に「存在論的、郵便的」「クォンタム・ファミリーズ」などがあるのですが、恥ずかしながらまだ読んだことがありません。もともとフランス現代思想の研究が専門のようなので「一般意志2.0」を今度読んでみたいと思います)
東大✖️博士✖️3が登場して、何かとっつきにくいように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。例によってチャットGPT氏がこの本の紹介文を書いてくれたので全文を載せます。
日本の歪みという本は、養老孟司、茂木健一郎、東浩紀という三人の著者が、戦後日本の社会的な問題について徹底的に議論する新書です。この本では、明治維新と敗戦、憲法と天皇、経済停滞と少子化、巨大地震と原発事故など、日本の歴史や現状における歪みの原因や影響を探ります。また、この社会の居心地の悪さや不安定さをどう解消するか、自分たちの価値をどう肯定するか、といった課題にも切り込みます。著者たちはそれぞれ異なる視点や専門分野を持ちながらも、互いに尊重し合いながら対話を展開します。この本は、日本の歪みに気づき、考えるきっかけを与えてくれる一冊です。(最近、ほぼチャットGPT頼りになっています)
確かに世の中の仕組みが制度疲労のようなものを起こしていて、だんだん何かおかしな方向にずれていっているような感覚があります。(そう思っている人も多いのではないのでしょうか?)昔はそれでうまく行っていたものが、今の時代に合わなくなったものや、あまりに変化のスピードが早くて、ルールが現実に追いついていかないものなど、実生活でもひしひしと“こりゃ歪んでるなあ“と思うことも多くなっています。今回登場した年齢や学んできた専門分野、思想的背景などが違う三人の博士がそれぞれの立場で討論して、ふんわりとした空気みたいなものを、課題として浮き彫りにしてくれることは大切なことではないかと感じます(できれば三人の博士の思考過程を頭の中にインストールできたらなあと思いますが・・・・)。神の手の整体でボキッボキッとやると背骨が突然真っ直ぐになるように、日本の歪みが神の手で突然解消されることはないでしょうが、コツコツと・・・どういう課題が潜んでいてどうすれば解消できるのか?考えてみたいと思います。