今回、散歩してきたのは新林公園です(これでシンバヤシコウエンと読みます)。ここは藤沢市川名の同地区最南部の丘陵と谷戸田を利用して1980年に開設された藤沢市の都市公園です。藤沢の中心部に程近い市街地に隣接した公園で、全長1.5kmの散策路、遊具のある冒険広場、湧水でできた川名大池、などがあり蛍も生息するなど、緑と自然が多く残った公園です。野鳥が多く棲息しているようで、数種類の鳴き声は聞き分けられ、姿もチラチラ確認できるのですが、なかなか野鳥の写真を撮るのは難しいようです。私の感覚が鈍いのかもしれませんが、今回も秋の気配はまったく感じられませんでした。太陽の日差しはいまだ強く、鳥の鳴き声よりも蝉の鳴き声が上回っていました。強いて言えばやや先週よりも湿度は下がったかなあくらいでした。新林公園はフジの花の拠点とされている公園で(なんと言っても藤沢市の市花はフジである)、4月下旬にはフジがみられたり、ウメやサクラ、ハナショウブやアジサイなど季節によって楽しめます。これからの秋の季節にはモミジやケヤキなどの紅葉をみることができますが、ちょっとまだ時期は早く、それまで一面の緑の森といった様子です。その紅葉を楽しめる樹木の中でラクウショウというちょっと珍しい木があったので写真を撮ってきました。ラクウショウは、北アメリカ原産の落葉針葉樹で、ヒノキ科ヌマスギ属に属し、沼地や湿地に生育し、地面から隆起する呼吸根という根を持っています。呼吸根とは湿地の酸素が不足した環境で根が呼吸をするのを助けるために発達したもので、マングローブなどにみられるものと同じようなものです。地面にポコポコっとちっちゃいお地蔵さんのように突き出しているのが呼吸根です、ご覧になってください。(ちなみに枝ごと落ちる葉が鳥の羽のように見えることからラクウショウと名付けられたそうです)
なんとか来週には秋の気配を感じたい・・・・涼しくなってほしい・・・・そう願っています。
1️⃣見晴台
2️⃣展望台
3️⃣ラクウショウ