🎵遠く翳る空から
たそがれが舞い降りる
ちっぽけな街に生まれ
人混みの中を生きる
そこ知れぬ人々の
魂に届くように
凍りついた夜には
ささやかな愛の歌を
吹きすさんだ風に怯え
くじけそうな心へと
泣かないで この道は
未来へと続いている
・
・
・
たそがれが降りてくる
歌声が聴こえて来る・・・
LaLaLaLa・・・・
「蒼茫」1988年山下達郎9枚目のアルバムより。ちなみに『蒼茫』とは見渡す限り青々として広い様やほの暗いさまを意味している。
先日の朝、自転車での通勤途中でその事件は起きました・・・・・。その事件に遭遇した自分が映画の主人公ならそのシーンには「蒼茫」が流れていたことでしょう。パニックになるというよりも一瞬“これはどうすれば良いのだろうか?“と途方に暮れました。いい歳こいて泣きそうになっている自分の頭の中に、励ましてくれる音楽が流れて来ます・・・泣かないで この道は 未来へと続いている・・・。かなり大袈裟に書きましたが、財布を落としました。そう途方に暮れている場合ではなく即交番です。一番近い交番まで猛ダッシュです。現金少々、クレジットカード、運転免許証、健康保険証などなど・・。なくなったら生きていけないものばかりなのですが。“アホか!なぜそんな大切なものを落とすの?“というツッコまれるとは思うのですが、そのー・・・えー・・あのー・・・何でですかね?????自分でも自分が情けないと思います・・・残念です。ところがです、交番で遺失物届を書いている最中に、隣の交番に財布が届いたとの知らせがありました。時間は落としてから10分から20分ぐらいのものです。何とありがたいことでしょう・・・日本の治安は素晴らしい。お礼なんていりませんよと言って交番に届けて颯爽と去っていかれた方、ありがとうございます!直接お礼を言えませんでしたがここでお礼を言いたいと思います(このブログで言ってもしょうがないかも知れませんが)。昨今多くの事件が立て続けに起こって日本の治安を危ぶむ方も多いと思いますが、まだまだ日本の治安は世界に誇れるものなのではないだろうかと感じたある朝の出来事でした。