セルジオ 世界を救うために戦った男

2023年04月21日 19:10

Netflixで「セルジオ:世界を救うために戦った男」2020年グレッグ・バーカー監督を観ました。この作品はサマンサ・パワーが2008年に上梓した評伝「Chasing the flame:Sergio Vieira de Mello and fight to save the world」を原作としています。セルジオ・デメロ氏とはリオデジャネイロ生まれのブラジル人で、ソルボンヌ大学で哲学を専攻した後、ジュネーブに本部を置く、国連難民高等弁務官に入所。その後、国連コソボ暫定行政支援団(UNTAET)の臨時特別代表や国連東ティモール暫定行政機構(UNTAET)の事務総長特別代表を務め、2002年に国連人権高等弁務官に就任しており、次期国連事務総長に選ばれるとみられていた方です。

あらすじはこんな感じです、2003年8月19日、イラクのバクダード。国際連合に所属する外交官、セルジオ・ヴィエイラ・デ・メロは滞在中のホテルで自爆テロに巻き込まれ、どんなに厳しい現実に直面しても、決して理想と情熱を捨てなかった彼が、瓦礫の下で瀕死の状態に陥っていた。意識が朦朧とする中、セルジオは自分の人生・・東ティモールの独立のため奔走したこと、使命感からイラクへの赴任を志願したこと、同僚のカロリーナとの不倫などを振り返っていく。

『ちなみにセルジオ・デメロ氏が行なっていた活動、国際連合イラク支援ミッション(UNAMI)は国際連合安全保障理事会決議1500に基づき設立された組織で、イラク戦争後のイラクにおける主権政府樹立に関する政治プロセスの支援及び人道援助の調整を任務としていたそうです。』

平和とはこういった方々の“血と汗“でかろうじて成り立っている成り立っているのだと感じます。世界を救うためには、懸命に努力したり、利害関係を必死に調整したり、対話を粘り強く続けたりすることはもちろんですが、どうしても戦わなければならないのでしょうか・・・・・FIGHTにはいろいろな意味があると思いますが、考えさせられます。

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