お盆について

2022年08月11日 16:04

🎵去年のあなたの想い出が
テープレコーダーからこぼれています
おなたのためにお友達も
集まってくれました
二人でこさえたおそろいの
浴衣も今夜は一人で着ます
線香花火が見えますか空の上から
約束通りにあなたの愛した
レコードも一緒に流しましょう
そしてあなたの船のあとを
ついてゆきましょう
      ・
      ・
      ・
人ごみの中を縫う様に
静かに時間が通り過ぎます
あなたと私の人生をかばうみたいに
1974年グレープ「精霊流し」

午前中15kmほど走ってきたのですが・・・・この暑さの中で結構走っている人はいつもより多い様子でした。今日の祭日からお盆休みという方も多い様です。上記の「精霊流し」は長崎県の各地、熊本県の一部、佐賀市などでお盆に行われる伝統行事ですが、一口にお盆といっても日本全国的にはいろいろな風習があり、時期もそれぞれで様々な様式があって、なんとなく地方それぞれにざっくりと広まっている様です。(この辺がなんとなく日本の良いところだと思いますが)

Wikipediaで調べてみるとこの「お盆」とは、日本で夏季に行われる祖先の霊を祀る一連の行事。日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事である。かつては太陰暦の7月15日を中心とした期間に行われた。明治期の太陽暦(新暦)の採用後、新暦7月15日に合わせると農繁期と重なって支障が出る地域が多かったため、新暦8月15日をお盆(月遅れ盆)とする地域が多くなった。(明治時代から変わった日本の風習って多いですよね)

考えてみるとうちでも昔は(大昔ですが)、「精霊馬」と呼ばれるきゅうりやナスで作る動物を玄関先に置いていた記憶が微かにあります。きゅうりは足の速い馬に見立てられ、あの世から早く帰って戻ってくるように、また、ナスは歩みの遅い牛に見立てられ、この世からあの世に帰るのが少しでも遅くなるように、また、供物を乗せてあの世に持ち帰ってもらうとの願いが込められているそうです。

人が亡くなって49日法要が終わってから次に迎える最初のお盆を特に初盆(はつぼん、ういぼん)または新盆(しんぼん、にいぼん)と呼ぶそうですが、個人的なことを言わせていただければ、昨年父が亡くなってから初めての「お盆」となりますので我が家は初盆となります。鎌倉あたりお寺が多く、お墓も多い、しかも戦の戦場になった場所があちこちにあります。なんか先祖の霊が渋滞してそうです。父の霊が渋滞に巻き込まれてなければ良いのですが・・・・・。

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