今回観ました「泣きたい私は猫をかぶる」監督佐藤順一・柴山智隆は日本の長編アニメーション映画で、2020年Netflixにて全世界独占配信されました。Rotten Tomatoesでは、2020年8月の時点で平均ポイント7.69/10となっています。
愛知県常滑市に住む中学2年生の笹木美代は、その奔放な行動・言動で周囲から「無限大謎人間」略して「ムゲ」と呼ばれていた。美代は好意を抱いているクラスメイトの日の出賢人に連日話しかけていたが、素っ気ない反応しかなく、親友の深瀬頼子に心配されるほどだった。だが、美代には秘密があった。夏祭りの夜に言葉を話す猫の妖怪(猫店主)からもらった「猫になれる仮面」で、白猫になり、その姿で賢人の元に出向いて、私生活を見聞きしていたのだ。その白猫を賢人は「太郎」と名付けて可愛がり、美代はそこで見知った賢人の姿にさらに恋心を募らせていた。そんな日を続けるうちに、猫と人間の境界が次第に曖昧になり始め・・・。といった感じの設定になっていますが、ネタバレになってしまうので是非内容はご覧になってください。
本音で生きるのって難しいですよね、猫になる仮面は売ってないかもしれませんが、だいたい仮面をつけて生きている方が(建前を持っている方が)普通だと思います。だからこそ本音が打ち明けられることは素晴らしいことだと感じます。だんだん歳をとるに従ってこうした感覚が鈍ってくるというか、吸い取られていくような気がして本音はなかなか言えなくなりますよね。まあ・・・いくつになっても本音で語れるということは大切だとは思いますが・・・・くたびれて心が荒んでいるおっさんから言わせてもらうならば、だからこそ夏休みのこの時期に若い人に見てもらいたい映画です。Netflixだけでなく色々なコンテンツで観られるようになればいいなあと思います。