明月院ブルー

2022年06月09日 16:17


「五月雨の 晴れ間に出でて 眺むれば 青田涼しく 風わたるなり」  良寛

「たまたまに 窓を開ければ 五月雨に ぬれても咲ける バラの赤花」  正岡子規

梅雨の季節を代表する和歌でも、青や赤、色の鮮やかさを感じられます。この辺の色に対する感覚は日本人ならではなのでしょうか。今回のブログに登場する色は、紫陽花の色、明月院ブルーです。

いよいよ関東地方が梅雨入りしました。今日、鎌倉は午前中は曇り、午後は晴れていました。ジメジメ蒸し暑いというよりも肌寒い日が続いています。この季節といえば紫陽花ですが、昨年の長谷寺に引き続き、今年は明月院に行ってみました。明月院は鎌倉市山ノ内にある臨済宗建長寺派の寺院。正式には福源山明月院と号する。平安時代後期、山内俊道の供養のために創建された名月庵が始まり。開基は上杉憲方(寺伝では中興者となっているが、憲方と見るのが通説)開山は密室守厳である。禅興寺(鎌倉幕府5代執権北条時頼の別邸に持仏堂を造営し、最明寺と名づけたが、死後廃絶していた。時頼の子、第8代執権北条時宗が再興し、禅興寺と改名した)という寺の塔頭であったが、本体の禅興寺は明治初年頃に廃絶し、明月院のみが残っている。あじさい寺として有名で、境内を埋める数千本の紫陽花は明月院ブルーとも言われている。本堂奥の裏手に広がる庭園は通常非公開ですが、花菖蒲開花期と紅葉期に公開されており、現在特別公開中です。ちなみにカタツムリと紫陽花は絵になると思って、写真に撮れないか探してみたのですが、見つけられませんでした。がしかし、雨が降りそうだったからでしょうか?カエル(モリアオガエルだと思います)が歓迎・・・・・?してくれました。まだ時期が早かったですかね・・まだ明月院ブルーと言われる青になるまでは色づいていませんでした・・・・ちょっと残念です。あまりの混み具合で途中から写真を撮っている所ではなくなったのですが、なんとか撮ることができましたのでご覧下さい。

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