♫ふるさとへ向かう最終に
乗れる人は急ぎなさいと
やさしいやさしい声の駅長が
街なかに叫ぶ
振り向けば空色の汽車は
いまドアが閉まりかけて
灯りともる窓の中では帰りびとが笑う
走りだせば間に合うだろう
かざり荷物をふり捨てて
街に街に挨拶を
振り向けばドアは閉まる
・
・
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たそがれには彷徨う街に
心は今夜もホームにたたずんでいる
ネオンライトでは燃やせない
ふるさと行きの乗車券
ネオンライトでは燃やせない
ふるさと行きの乗車券
「ホームにて」1977年中島みゆき5枚目シングル「わかれうた」のB面。この曲を聴くと心が遠いところへ持っていかれるような気がして“じーん“とします。
一昨日のブログ「はじめてのおつかい」では泣けるツボの話を書きましたが、本日はその続編と言ってもいいと思います、「涙活力」と言う本を読みました。著者の吉田英史さんは神奈川県鎌倉市出身、高齢者福祉施設、学校勤務を経て、感涙療法士となります。高校時代に、相談に来る生徒たちを見ていて、相談中に泣き出す生徒ほど、早く立ち直って行くことから、「涙は人をスッキリさせて、立ち直らせる効果がある」ことに注目していました。2013年から「涙活」をスタートし、現在、全国の企業や学校、自治体等において、涙活ワークショップや講演会を実施しています。特に力を入れていることは、涙活と旅行を組み合わせた「涙活ツアー」で、2020年7月には第1回「鎌倉涙活ツアー」としてスタートしたそうです。「涙活」とは吉田さんの定義によると1週間に1度2〜3分だけ、能動的(ここがポイント)に涙を流すことによって心のデトックスを図る活動のことです。感動する映像を見たり文章を読んだりして涙を流し、脳をリラックスさせることでストレス解消を図ることができます。しかし・・・うーんまあ・・1週間に1度泣いてくださいと突然言われましても・・・なかなか難しい話ですが・・・。人はそれぞれ泣けるツボというものを持っていて、鉄板ネタ(私に場合は「はじめてのおつかい」や「ホームにて」なのですが)のようなものを見極めておくことが必要なのだそうです。それは人それぞれなので、YouTubeの動画だったり、映画だったり、小説だったり、音楽だったりすることもあるだろうと思います。確かに泣いた後スッキリするという感覚は、なかなか科学的には実験で証明することは難しいのかもしれませんが、不思議と実感できるような気がします。ちなみに「はじめてのおつかい」は、何本もまとめて観ると号泣が続くことになりますので、体力を消耗します・・・ご注意ください。