秋の味覚

2021年09月30日 16:27

秋の味覚といったら何でしょうか?・・・・・ネットのアンケートなどをみると栗やカボチャや焼き芋、柿、梨、葡萄などが挙げられていました。カボチャがランクインしているのは意外でしたが、最近のハロウィンの盛り上がりの影響かもしれません。そのほかにも松茸やリンゴなどやっぱり収穫の秋ですかね・・美味しそうなものがたくさん登場します。その中でもやっぱり秋を感じさせてくれるといえば「さんま」でしょうか。目黒のさんま(落語)ではなく、秋刀魚の味(1962年小津安二郎監督の映画)でもなく、明石家さんまさんでもない・・・あの秋刀魚です。「サンマ」の由来は2つの有力な説があるそうです。「サ(狭、意:狭い、細い)」に起源があるとして「細長い魚」を意味する古称「サマナ(狭真魚)」か「サマ」ー「サンマ」と変化した説が一つ、大群をなして泳ぐ習性を持つことから「大きな群れ」を意する「サワ(沢)」と「魚」を意味する「マ」からなる「サワンマ」が語源となったという説がもう一つです。漢字表記について夏目漱石は「吾輩は猫である」の中でサンマを三馬(サンマ)と記していますが、大正時代になると「秋に獲れる刀のような形をした魚」という意味で「秋刀魚」が定着したようです。水産庁が出している令和3年度 サンマ長期漁海況予報(道東〜常磐海域)によると、「漁期を通じた来遊量は、昨年を上回るものの、一昨年を下回る」となっていて、漁獲量は少し持ち直していても、あまり良い状況とはいえないようです。そういえばまだ秋刀魚を鮮魚売り場で見かけないなあと思っていたら・・・・・・・昨日近所の生協にサンマが並んでいました、しかも20%引きです。まだ水揚げ量が少ないためか、一匹344円とちょっと高かったのですが、美味しそうだったので思い切って買いました(かなり売れ行きが良いみたいですぐ無くなっていたようです)。ちょっと細めの秋刀魚でしたが脂は乗っていて美味しかったです、大根おろしたっぷりで秋刀魚定食風にしていただきました。松茸はとても無理なので、庶民の味方、秋刀魚は今年もあと何回かは食べたいなあと思っています。

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