2011−2021

2021年01月02日 16:08

「Fukushima 50」を観ました。2011年3月11日東日本大震災後に起こった、福島第一原発の事故の時に、原発内に残って戦い続けた50人の物語です。2011年から今年の3月11日で10年経ちますが、福島第一原発の廃炉作業はまだ途中であり、“あの事故について”改めて忘れてはならないと思いました。2021年に延期となった東京オリンピックは、新型コロナウイルスの困難を乗り越えた証として行うという意味も込められているとは思いますが、復興五輪として福島から聖火リレーを行う予定だったことを忘れてはならないと思います。
映画の中でも描かれていますが、こういった災害が起こると現場で命懸けで戦っている人がいる一方で、政治家、関係省庁の役人、規制当局、会社内の上層部などの連携不足やチグハグな対応が繰り返されるのは何故なんでしょうか・・?危機管理とひとまとめにしてしまうと確かに、地震、原発事故、感染症、テロと色々と分野が違うので対応する組織や省庁なども異なっているので一概には言えませんが、何か共通する問題点もあるような気がしてなりません。
今後、危機管理庁のような平時には数多くのシュミレーションをアップデートしつつ、危機対応の場面では予算を優先的に緊急使用する権限なども持つ機関が必要となってくるのでしょうか・・・・?考えさせられる映画でした。新型コロナウイルスの対応では、現場で戦っている医療従事者等の方々との連携不足やチグハグな対応がないように願っています。

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