昨日、iPadで「鬼滅の刃」の続きを読もうと思って、10巻を購入しました(まだ10巻目なので、かなり流行に遅れていますが、読み終わったらブログに書きたいと思います)。最近は電子ブックなるものがありまして、本屋さんに行かなくても、Amazonに注文しなくても、クリック2回で購入できて、すぐに読むことができます(それはそれでちょっとお手軽すぎやしないだろうか?と思うこともあるのですが、便利なことは間違いないです)。もちろんアップルにクレジットカードの情報を登録しているので簡単に決済してくれるのですが、このシステムはすごく便利にできていて、Amazonでドル表示されている本を買う時でも、自動的に通貨レートを計算してくれて円で決済してくれます。こうした決済ができるということは円は信用ある通貨なんだなあ感じることができます。通貨について普段考える機会ってほとんどないのですが、良いタイミングでAmazonでおすすめされたので「人民元の興亡」吉岡桂子著を読んでみました。吉岡桂子さんは朝日新聞編集委員であり、20年かけた取材を元にした中国通貨「人民元」について、誕生の歴史から現在に至るまでの表裏を紐解いています。「元YUAN」と中華人民共和国の統一は関係が深いことやAIIB(アジアインフラ投資銀行)とADB(アジア開発銀行)、世界銀行の違いや関係性など、「人民元」を通じることによって通貨というものを考えさせられるのですが、非常に強く印象に残ったのは、なんだかんだ言ってもやっぱり米ドルは基軸通貨と言われるだけあって信頼性が高いのだなあとということでした。世界中でやりとりができて信頼性が高い通貨、これはただ軍事力の強さや世界第1位の経済大国だからと言った理由だけでなく、長年、世界中で色々な支援を行ってきた実績があるのだと思います(東西冷戦や自国の利益のためといった側面があるにせよ)。ADBの比較的所得が高い新興国向けに貸し出される資金のうち、96%が米ドル建で、円は2%で減る傾向。低所得国への贈与は全額が米ドルだそうです。
通貨のやりとりを考えると、人間の経済活動そのものだと感じます、最近はあまり聞かなくなってしまいましたが(フィンテックはよく聞きますが)、いずれビットコインの世界統一通貨のようなものができるのでしょうか?・・・・・・・国際機関管理の統一ビットコインができれば世の中はより便利になるのかもしれません・・・・。