披露山公園

2020年08月27日 17:01

先週、鎌倉歴史文化交流館についてブログで書いたのですが、もともと個人用住宅として建てられた建物を、そのまま鎌倉市が展示施設として利用している建築物としても大変貴重なものでした。あの敷地と建物が個人の所有物だったと考えると、どれだけのお金持ちだったのだろうと想像してしまいます。

お金持ちの住んでいるところといえば近所では有名な、今回は湘南のビバリーヒルズと言われる(言っているのは私だけかもしれません)披露山庭園住宅の近くにある披露山公園に行ってきました。披露山公園は披露山山頂に(標高92m)位置する公園で、眺望が良いことで知られ大崎公園や浪子不動などに向かうハイキングコースも整備されている逗子市が管理している公園です(浪子ハイキングコースに行ってきました)。三浦半島や相模湾を一望できる景色はかながわの景勝50選に選定されています。眼下に見える披露山庭園住宅は昭和40年代に造成された神奈川県屈指の高級住宅街で、開発当初は一個当たりの開発規模を約300坪で設定して区画割されており、住宅街の構内道路は電線・電話線等のインフラストラクチャーの多くが開発当初から地中に埋設され、直線を排した曲線の多い構内道路で構成されているそうです(バブル以降は小区画に分割されることもあるようです)。「ザ・お金持ちの家」といった芝生の庭とプールがあって、ベンツとBMWが止まっているような家がたくさん建ってます。

しかし披露山は、歴史的に見れば静かな住宅街になったのは最近で、戦時中には海軍小平高角砲台として 2連装12.7センチ高角砲2基と高射装置を備えた指揮所があったところでした、さらに遡れば鎌倉時代に有力御家人の別邸があり、源頼朝が御家人を集めて、手柄者や、全国から献上された貢物を披露したことから披露山と名がついたとも言われています(諸説あります)。

写真1 披露山公園から見た相模湾(遠くに江ノ島、眼下に披露山庭園住宅が見えます)
写真2 公園になぜか猿がいます
写真3 披露山公園から見た葉山マリーナ

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