映画「Michael/マイケル」アントワーン・フークア監督、ジョン・ローガン脚本、ジャファー・ジャクソン主演(マイケル役)を観ました。ちなみに興行成績は伝記史上初の10億ドルを突破しています。
この映画は、厳格な父のもとで兄弟と共にジャクソン5としてデビューした幼いマイケルが、母キャサリンの支えを受けながら才能を開花させ、クインシー・ジョーンズとの出会いによって「Off the wall」「Thriller」「Bad」といった歴史的作品を生み出し、世界的スターへと駆け上がる一方で、名声の裏にある孤独や葛藤と向き合う姿を描いた伝記ドラマです。
🎶Smile, though your heart is aching
Smile, even though it’s breaking
When there are clouds in the sky
You’ll get by
If you smile through your fear and sorrow
Smile and maybe tomorrow
You’ll see the sun come shining through for you.
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If you just smile
「Smile」1936年チャールズ・チャップリンの映画「モダン・タイムス」で使用されたテーマ曲。1954年にジョン・ターナーとジェフリー・パーソンズが歌詞とタイトルを加え、最初ナット・キング・コールによって歌われました。なぜか映画の中でマイケルが鼻歌でこの曲を歌っている場面が印象に残っています。音楽産業の構造を変え、人種・文化の壁を超えた“初めての世界的ポップアイコン“となり、文化の構造までも変えてしまった“天才“マイケルは不思議な人と言ったイメージが強いのですが、孤独な一人の人間として感じられるシーンだったのではないでしょうか。ヒット曲のほとんどを自ら作詞・作曲を行い、ミュージックビデオを芸術に変え、ダンスの概念を変えてしまった“解放された天才“には最初から決められた枠などは視界になく、生涯自分の内側にベクトルを持ち続け全てを方向性の燃料にしてしまう・・・これが“天才“と言われる人たちなのかもしれません。
1993年の児童性的虐待疑惑が扱われていない、父ジョセフの描写が抑制されている、兄弟との確執が軽く描かれているなど、実際の人生で最も複雑で暗い部分が省略・緩和されて史実よりも美化されていると批評家から指摘されているようですが、個人的にはジェファー・ジャクソンの演技は凄かったし、内容には引き込まれたし、見どころの多い作品で大満足でした。映画館も朝イチの部でしたが、座席は多くの人で埋まっていました、ぜひご覧になってみてくださいおすすめです。