瑞泉寺

2020年06月04日 17:28

外出自粛が明けて、久しぶりに鎌倉のお寺紹介シリーズを再開できました。今回紹介するのはここからも近い臨済宗円覚寺派瑞泉寺です。鎌倉時代末期の1327年に創建され、鎌倉公方(鎌倉府の長)の菩提寺として、鎌倉五山に次ぐ関東十刹に列せられた格式のある寺院です。ちなみに鎌倉五山は1建長寺、2円覚寺、3寿福寺、4浄智寺、5浄妙寺となっています。開山した夢窓国師(ファンタジーな名前ですね)さんは後醍醐天皇や足利尊氏も深く帰依し、鎌倉〜南北朝時代に臨済宗で重きをなした僧です。作庭にも才を発揮し、昭和45年に発掘、復元された仏殿背後の庭園は、夢窓国師の作として、国の名勝に指定されています。確か私が子供の頃は入れた時代もあったと思いますが、瑞泉寺庭園とそこから登ってゆく徧界一覧亭が見られないのが残念です。しかし境内に植えられた植物や元々生えていた木々の種類の多さは訪れてみる価値はあると思います。もちろんそればかりではなく、吉田松陰留跡碑、大宅壮一評論碑(男の顔は履歴書である)、どこもく地蔵尊(どこも苦から来ているらしい)など他にも見所があります。これからの季節紫陽花なども良い季節なのでおすすめです。

最後の写真は途中で見つけたおそらくスジクロシロチョウだと思います、めでたくカップルが成立したのかなあ・・・・・。

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