CITY HUNTER

2024年05月03日 15:08

映画「シティーハンター」2024年佐藤祐市監督をNetflixで観ました。北条司原作の同名漫画では国内初の実写映画化作品です。これまでに実写化されたのは「城市獵人」1993年香港映画、「Nicky Larson et  le Parfum de Cupidon」2019年フランス映画など海外作品のみです。「シティーハンター」はもともと週刊少年ジャンプで1985年から1991年にかけて連載されていた漫画であり、その後、単行本、文庫版、小説版、アニメ、舞台、映画となり、2020年の単行本の累計発行部数は5000万部を突破しているそうです。ざっとどんな漫画かを説明すると、新宿で殺し、ボディガード、探偵等を請け負うスイーパー・シティーハンター(冴羽獠)の活躍を描くハードボイルド作品です。当時、連載に先駆けて読み切りで掲載された「シティーハンター-XYZ-」を読んだ時に当時のジャンプでは珍しいハードボイルド作品で、主人公がカッコよくて続編ができないかと期待していたと記憶しています(私の記憶が確かならばですが)。伝言板に「・・・・・-XYZ-・・・・・」設定なども洒落ていてスマートな感じでした。最近、駅に伝言板・・・・ないですよね、駅に伝言板がなくなり、灰皿がなくなり(不適切のもほどがあるではないですが昔は駅でよくタバコを吸っている人を見たものです)、切符を切ってもらうこともなくなり(券売機も少なくなったような)、最近はゴミ箱も見かけなくなりました。もちろん便利にはなりましたが、1980年代に伝言板を利用したことのある身としては時代の移り変わりを感じます。ジャンプ世代のおっさんとしては今回の実写版は見事に漫画の世界観を再現していて見応えがありました。冴羽獠役の鈴木亮平さんは当たり役なのではないでしょうか(槇村秀幸役の安藤政信さんもピッタリです)。だんだん途中から増えてきたお色気やコメディーも良いのですがハードボイルドっぽいところがやっぱり好きなところです。ちなみにNetflixを利用できる32の国と地域で週刊トップ10入りを果たし、非英語映画の世界1位を獲得しているそうです。

「心が震えた時」はまた来るのだろうか・・・・次回作も期待しています。

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