イーロン・マスク

2024年04月25日 13:50

「イーロン・マスク上・下」ウォルター・アイザックソン著を読みました。著者のウォルター・アイザックソン氏はアメリカ合衆国のジャーナリスト、伝記作家、大学教授であり、ワシントD.C.に本拠を置く超党派の政策研究機関であるアスペン研究所の所長権CEO、CNNの会長兼CEO、「タイム」誌の編集長などを歴任している。現在はテュレーン大学の教授であり、ニューヨークの金融サービス会社であるペレラ・ワインバーグ・パートナーズの顧問パートナーでもあります。その他の著書に「アインシュタイン その生涯と宇宙」2007年、「スティーブ・ジョブズ」2011年、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」2017年などがある。(「スティーブ・ジョブズ」は映画化、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」も映画化する予定。残念ながら、読んだことあるのは「スティーブ・ジョブズ」のみです)

この本は、アメリカ合衆国の実業家でスペースX、とテスラCEO、Xcorp.(旧twitter)の執行会長兼CTOを務めているイーロン・リーヴ・マスク氏の公認伝記本であり、2年間にわたってマスク氏を追い続け、スペースXとテスラの工場を訪れ、取締役会にも出席し、マスク氏とその家族、友人、同僚、敵対者たちとの数時間に及ぶインタビューを行った成果です。Amazonのベストセラーリスト上位にはランクインしていますが、批評家からの評価は少なからず批判的なものもあるようです。(Wikipediaより)

イーロン・マスク氏についてざっと説明すると、PayPal、スペースX、テスラ、ボーリング・カンパニー、Open AI、xAIなどを共同設立し、スペースXとテスラのCEOとして、宇宙開発と電気自動車の分野で成功を収めています。映画アイアンマンのモデルでもあり、2022年の時点で純資産1370億ドル(約13兆円)を持つビジネスで成功を収めた起業家です。ちなみにテスラは世界で最も売れているプラグイン及び二次電池式電気自動車の乗用車メーカーであり、スペースXは、民間企業として初めて有人宇宙船を国際宇宙ステーションに到達させた航空宇宙メーカーです。今話題のオープンAIはサム・アルトマン氏(最高経営責任者)がよく登場しますが、元々2015年にイーロン・マスクらと立ち上げた非営利法人です(イーロン・マスク氏は2018年役員を辞任)

もしも自分の会社のCEOがイーロン・マスク氏だったら・・・・・・。おそらくついていけないでしょうねえ・・・・。消耗し尽くして去っていく方のタイプだと思います。ですがマスク氏の作るチームは、修羅場をくぐってきた屈強な精鋭部隊であり、ある意味特殊部隊のようにも感じ、短期間だったら命をかけた仕事をしてみたい気もします(私には無理だと思いますが)。スペースXやテスラでの成功は、もちろん天才的な発想とリーダーシップでなされたものではありますが、既存の技術の応用とコストカットでなされたもののようなので、マスク氏が本来到達したいところはまだまだ先にあるのではないかと思います。1971年生まれ・・・・(びっくりしましたがまだ52歳なんですね)、本当に人類を火星まで送り出す時が、そうした技術革新の起こる瞬間が近々やってくるかもしれません。

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