東日本大震災

2020年03月12日 15:04

昨日3月11日、東日本大震災から9年が経ちました。2011年のあの日、私は目黒区の調剤薬局で仕事をしていました、14時46分に大きな長い揺れが起こり、今まで見たことのないほどビルが大きく揺れている様を目の当たりにしました。鉄道が全てストップして鎌倉まで歩いて帰る為に、コンビニに地図と食料を買いに行った時はすでに食料は売り切れ寸前でした。

その後19時に帰途についてからひたすら東横線沿いを歩きました。東京都内は歩いている人が多くケンカなどのトラブルも数件目撃しました、川崎市内は停電していて暗くてとても歩きにくかったのを覚えています。横浜市内に入ると停電していなくて(川崎ー横浜間の橋を渡り終えると電気がついていてホッとしました)日付も変わっており歩いている人もほとんど見かけなくなって、横浜駅を過ぎて相鉄線沿いを歩いている頃にタクシーを捕まえることができて、確か夜中の3時頃に家に着いた記憶があります。次の日(3月12日)が横浜市金沢区の調剤薬局の勤務で車で通勤できたためなんとか間に合いました。その日はこうした状況を考えると患者さんはほとんどいないのではないかと思っていたのですが、不安や心配などが気持ちに影響して定期の薬を早めにもらいに来られる方が多かったのを思い出します。

なぜかはわかりませんがあの東日本大震災が自分の心理に影響を及ぼしたことは間違い無いと思います。津波や地震で親族や友人を亡くしたわけではなく、特に心理的にダメージを負うような出来事はありませんでしたが、むしろ自分自身ではなくて、何万人もの人がなくなってゆく出来事を身近に感じることが(実は仙台に住んでいたことがあって若林区はよく車で通っていた街が津波で飲まれていく映像を見ていて)心の中に影響及ぼして以来、物事の準備をするときは出来る限り妥協せず納得するまでやろうと心掛けるようになりました。おそらく出来事が起こってからでは遅い、後悔しないように心の整理をして物事に当たるよう考えるようになったからだと思います。

来年は節目の10年目になります、今年の東北・みやぎ復興マラソンは出場できそうもないので、来年の仙台ハーフマラソンに出場してみようかと思っています。

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