「君たちはどう生きるか」を観てきました。ご存知の方も多いと思いますが、スタジオジブリ新作、宮﨑駿監督10年ぶりの映画です。宮﨑駿監督が引退宣言を撤回して監督を務め、原作と脚本も担当しておよそ7年制作期間をかけて作り上げたそうです。話題になっていますが、事前にタイトルと、鳥のキャラクターが描かれたポスター以外、内容に関する情報を明かしていません。ちなみにタイトル「君たちはどう生きるか」は、1937年吉野源三郎の小説から借りたものとなっています(作品の中にこの本は登場します)。冒険活劇ファンタジー、宮﨑駿ワールド、宮﨑監督の集大成、宮﨑監督はどう生きたかなど、映画を観た人それぞれに感想はあると思います。ネタバレになってしまうので内容については書けませんが、キャラクターの動きひとつひとつ、背景の絵の陰影や質感、挿入されている足音や鳥の羽ばたく音、海や風の音の細かいところまで監督のこだわりが感じられました。ぜひご覧になってみてください(今まで宮﨑監督の作品を観たことのある方は特に)。
個人的な感想をひとつ言わせてもらうならば・・・・・・
『私は、アニメーションを作って生きてきました。送り出した作品を観てもらうということは、私はこういうふうに生きてきましたと言っているようなものです、で?、君はどうしたいんだい』こんなふうに宮﨑監督から問われているように感じました。自分はどうしたいのか?・・・・・じっくり考えてみたいと思います。