究極の歩き方

2023年05月12日 08:07

「究極の歩き方 アシックススポーツ工学研究所」を読みました。まずアシックススポーツ工学研究所とは何かというと、1985年アシックスのシューズ、アパレル研究部門を統合し、設立。「スポーツで培った知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する」というビジョンを具現化するアシックスの基幹を担う。人間の運動動作を分析し、アスリートのみならず、世界の人々の可能性を最大限に引き出す技術、製品、サービスを継続的に生み出すことを使命とする。2002年に3次元足型計測機を店頭に配備、約100万人の足型データを持つ。2017年に3Dセンサーを使った歩行姿勢測定システムをNECソリューションイノベータと共同開発。3Dセンサーに向かって歩くだけで、その人の歩き方の特徴がわかるシステムにより、すでに数千人のデータを集めている。(以上表紙裏紹介文抜粋)

この本によると上記の研究所で研究した結果、人間の足形や歩き方は、50歳を境に(私はとっくに越えている)大きく変化することが分かり、50歳になった時点で、自分の足形や歩き方の変化について意識するかしないかで、その後の人生で元気に歩いて暮らせるかどうかに関わってくるそうです。平たく言えば50を境に歩行はだんだん衰えるが、いつまでも元気に歩いて暮らせるためには、正しい歩き方や靴選びを知り、身につけることが重要だとのこと。衰えてくると横アーチが潰れて足幅が広がり、靴が合わなくなったり。速度が遅くなり、横振れが大きくなり歩隔(縦の歩幅ではなく横幅のこと)が広がってきて、膝や腰に影響したりする。歳をとってくれば“衰え“はある程度仕方のないことかも知れませんが、80代でフルマラソンを完走している方や、90代で元気に歩いている方を見ると、やっぱり心がけ次第で今後の人生が変わってくるように感じられます。もちろん「そうするためにはどうすれば良いか?」についてはこの本に書いてありますので、是非読んでみてください。個人的には歩幅にも左右差があったり、ランニングシューズとウォーキングシューズは別の設計になっていることなどは参考になりました。日頃ランニングシューズはアシックスのものを愛用しているのですが、散歩するときのウォーキングシューズについて考えてみたいと思います。

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