Netflixで「ナイブズ・アウト・グラス・オニオン」ライアン・ジョンソン監督を観ました。アメリカのミステリー映画「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」の続編です。2023年アカデミー賞にノミネートされているそうです。
2020年、世界がパンデミックに襲われロックダウンが相次ぐ中、億万長者のマイルズ・ブロン(演:エドワードノートン)は、ギリシャにあるプライベート・アイランドに友人たちを招待し、そこで殺人ミステリーゲームを開催する。招待したはずのない名探偵のブノワ・ブラン(演:ダニエル・グレイグ)も招かれたと言って現れて、ゲームに参加するが、やがて殺人が起こり、事件に巻き込まれることになる。あらすじを言うとこんな感じですが、ネタバレになるのでこれ以上は書けません。
ちなみにエンディング曲になっているビートルズの曲は「グラス・オニオン」という1968年の曲で、レノン=マッカートニー名義となっていますが、実質的にジョン・レノンによって書かれた楽曲になっています。これがまたミステリー映画に登場するには、なかなか洒落ていると思うのですが、歌詞にはビートルズがこれまでに発表した楽曲のタイトルおよび関連するキーワードが登場しており、ビートルズの楽曲を聴いてメッセージを探し当てようとする人々を揶揄する目的で書かれたそうです。
アガサクリスティー原作の映画を見ているようで、少しづつ真相が明らかになっていく様子がハラハラさせますし、最後に謎が全て解けた時のスッキリ感みたいなものも気持ちいいいです。ダニエル・グレイグがジェームス・ボンド役の時と違ってエルキュール・ポアロのようなちょっととぼけた探偵役がはまり役で秀逸です。前作の「名探偵と刃の館の謎」も観たくなりました。ミステリーファンにはおすすめです、ぜひご覧になってみてください。