鎌倉プロモーションフォトコンテスト2023なるものをネットニュースで見ました。このブログを始めてからよく写真を撮るようになり、どこかいい撮影スポットはないだろうか?とか、何かおもしろい写真が撮れるチャンスはないだろうか?など考えることが多くなり、一回、思い通りに狙った写真を撮ってみようと意気込んで応募してみることにしました。が、しかし、どんな写真がいい写真なのか?評価される写真ってなんだろう?と考え始めるとなかなか思いつかないものです。「テーマ」は〜また鎌倉で〜・・鎌倉市内のあらゆるエリアを被写体とし、歴史ある鎌倉の美しさ、現代の活気あふれる楽しい写真などを歓迎いたします。と応募規定には書いてありますが、わかるような・・・・・・わからないような・・・・狙って撮る写真の壁にぶち当たりました。2週間くらい悩んだ挙句全く思いつかず(プロの写真家の方などはどうしてるんでしょうか?)、最終的に鎌倉最古の寺と言われている近所の杉本寺に行ってみました。なにせ杉本寺は731年東国を旅していた行基(ぎょうき)が、ここが観音様を祀る場所にふさわしいと考え、自ら彫った十一面観音を安置したことから始まっているくらいですから、歴史には申し分ありません。参道途中に苔むした石段があり(現在は通行禁止)この辺が写真スポットなのですが、私が注目したのは別のところでした。やたら変な声で鳴くつがいの鳥とか(不鮮明でわかりにくい写真になってしまいました)、1300年近くから湧いているかもしれない湧き水の流れ込んでいる池とか(水はものすごく澄んでいたようでした)、ではなく、苔むした石の上に乗った比較的最近できたであろうお地蔵さん(正確には地蔵菩薩)でした。古い苔むした石に乗った新しいお地蔵さん。古いものと新しいもの、違和感があるようでピッタリはまっているようでもあります。鎌倉は今までも、これからも、新しいものと古いものが混在、共存していくのだと思います。
無理だと思いますが、もしも入賞したらブログに写真を載せたいと思います。自分には芸術は難しいと痛感させられましたが、表現したい写真を撮るってなんだろう?と真面目に考えるきっかけとなりました。