「素晴らしき哉、人生!」1946年フランク・キャプラ監督と「素晴らしきかな、人生」2016年デヴィッド・フランケル監督のを両方見てみました。邦題は全く同じ「スバラシキカナジンセイ」となっていたので興味があって見比べてみました。ちなみに原題は「It’s a Wonderful Life」と「Collateral Beauty」なので異なっています。
1946年の「素晴らしき哉、人生!」はアメリカでは不朽の名作としてクリスマスにこの映画が流れるのは定番となっていて、アメリカ映画協会が選ぶ「感動の映画ベスト100」では1位にランクインしているそうです。あらすじは・・・・クリスマスイブの夜、一人の男が人生に絶望し自ら命を絶とうとしていた。それを止めるために天使達は彼の人生を振り返ります。夢を何度も諦めた結果、彼は自分の住む小さな町から出ることもできなかった。しかし地域に根付いた事で成功を収め、街の人々の信頼を得ていました。彼の人生を救うため、天使のとった行動とは。彼を本当に救ったものとはなんだったのか・・・・。アメリカではどの映画学科でも、この映画を題材としているそうで、まさに名作と言えると思います。主演女優のドナ・リードさんはあまり日本では有名ではないですが、綺麗ですよね・・・ファンになりました。
2016年の「素晴らしきかな、人生」(70年も違いますが)は興行的には不調だったようですが、同じくクリスマスの時期に観る映画としてはなかなか良い映画だと思います。あらすじは・・・悲しみから抜け出せず、空虚な日々を送る広告代理店の経営者。暗くて長いトンネルにかすかな光を刺したのは、同僚達の突拍子もないアイデアだった。この映画も1946年の「素晴らしき哉、人生!」と同様にファンタジードラマ映画で、彼の人生を救うため、天使のとった行動とは、彼を本当に救ったものとはなんだったのか?(こちらの作品では“彼ら“といった方が良いかもしれません)といったところは共通しているのではないかと思います。
どちらも面白い作品だと思います、古典的名作も良し、現代風ファンタジーも良し、是非どちらもご覧になってみてください。