レインメーカー

2022年09月30日 18:39

「レインメーカー」は1997年に製作されたアメリカ映画です。フランシス・フォード・コッポラ監督作品でジョン・グリシャムの小説「原告側弁護人」かを映画化したものです。Rotten Tomatoesでの評価はTOMATOMETER83% AUDIENCE SCORE78%となっています。 Netflixでマッチ度98%だったので観てみたのですが、フランシス・フォード・コッポラ監督だとは知りませんでした。コッポラ監督というと「ゴッドファーザー」とか「地獄の黙示録」などが有名なので、法廷ドラマとはだいぶイメージが違うのですが面白かったです。

苦労して法学部を卒業した正義感と野心に溢れる新米弁護士ルーディー(マッド・デイモン)とさえない準弁護士がコンビを組んで、白血病の息子の医療費支払いを拒否した悪徳保険会社とエリート弁護団に立ち向かう。社会的に弱い立場の依頼人が溢れる中、現実は彼が抱いていた理想とはかけ離れていた、やがて彼は世の正義に疑問を持ち始める。といった内容なのですが、若き日のマッド・デイモンやクレア・デーンズも良かったし、地味なトーンで話が進んでいくのですが、最後まで飽きさせない内容となっています。タイトルの「レインメーカー」は金を雨に例え、雨が降るように大金を稼ぐ弁護士を意味しているそうです。法廷で弁護を受ける権利は大切ですが、法律でもなんでも金次第といった世の中が良い世の中だとは思えません。映画の中で登場するダニー・グローヴァー演じるキプラー判事が救いですが、現実の闇はもっと根深いのでしょうか?。世の正義というとあまりにも現実離れした理想主義のように感じますが、忘れてはならない事だとも思います。135分とやや長めですが最後の最後まで考えさせられる展開になっています、ぜひご覧になってみてください。

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