朝比奈切り通し、鎌倉殿の13人ゆかりの地、大江広元編

2022年04月07日 16:41

🎵いちねんせいに なったら
いちねんせいに なったら
ともだちひゃくにん できるかな
ひゃくにんで たべたいな
ふじさんのうえで おにぎりを
ぱっくん ぱっくん ぱっくんと
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「一年生になったら」1966年作詞はまど・みちお 作曲山本直純

今日は天気が良くて絶好の入学式日和でしたね(桜もまだ咲いてましたし)。お母さんに連れられたピカピカの一年生を見ました。一言では言い表せないようなおしゃれな綺麗な色のランドセルを背負ってました(体の半分くらいあったように見えました)。考えてみると半世紀も前の話でその頃どんな気持ちだったか?まったく思い出せません・・・。ワクワクしていたのか?不安でいっぱいだったのか?どちらかといえば心配性な私は不安だったように思いますけどねえ・・。何はともあれ楽しい思い出をいっぱい作ってほしいと思います。

今回は鎌倉中心部は桜を見にきている観光客の方が多いので、ちょっと離れたひっそりとしている朝夷奈切通(朝比奈切通)に行ってきました。朝夷奈切通は鎌倉七口のひとつで、鎌倉市十二所から横浜市金沢区朝比奈町を結ぶ峠道(切通)であり、国の史跡に指定されています。「吾妻鏡」には、1240年11月に鎌倉幕府第3代執権北条泰時(北条義時の長男)が六浦道の改修を評議し、1241年4月から命により諸将に区間を割り当てて作らせたと伝えられています。朝夷奈(朝比奈)三郎義秀(和田義盛の三男)が一夜にして切り開いたという伝説から朝夷奈(朝比奈)の名前がついたという話がありますが、史実としては朝夷奈義秀は1213年の和田合戦で活躍するも消息が不明になっています。途中にある熊野神社はもののけや森の神様が出てきそうなくらいひっそりとして神秘的な感じがします(おそらく横浜市側にあるはずなのですが、横浜市にこんな所があると思うと不思議です)。写真では分かりにくいのですが、鎌倉側の凝灰質泥岩(シルト)、砂岩が露出した特徴的な路面部分に桜の花びらが結構散りばめられています。どこから落ちてくるんだろう?と歩きながら桜の木を探してみたのですが、どこにもないので桜の見当たらない道に桜の花びらがはらはらと舞い落ちてくるというこれまた不思議な光景に出逢いました(おそらく切通の切り立った崖の上に桜があるのではないかと思うのですがはっきりしたことは分かりません)。帰ってきたら着ていたフリースにいつの間にか桜の花びらがついていたというおまけもありました。写真を撮ってきたのでご覧ください。ちなみに大江広元ゆかりの地は大江稲荷社です。鎌倉幕府で政所別当を務めていた大江広元(演:栗原英雄)がその周辺(十二所)に屋敷を構えていたと言われています。

写真①②朝夷奈切通
写真③熊野神社(朝夷奈)④熊野神社スダジイの大木
写真⑤十二所神社
写真⑥大江稲荷社

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