鎌倉殿の13人大河ドラマ館

2022年03月03日 17:03

先週の鎌倉殿の13人では、いよいよ源頼朝が鎌倉入りをして、史上初めて武家政権が樹立された本拠地・鎌倉が形作られていきます。その中でも中心といって良いと思いますが、源頼朝の邸宅、今でいえば首相官邸と公邸を合わせた様なものでしょうか、大倉御所が鶴岡八幡宮の東側に造られます。(現在の総理大臣公邸には野田佳彦元総理以来9年ぶりに岸田文雄総理が居住されているそうです)東西270メートル、南北200メートル程度の方形の敷地に寝殿、対屋、侍所、厩などがあり、東西南北に門がある一般的な貴族の寝殿造なのですが、侍所は18間(37.8メートル)厩は15間(31.5メートル)で貴族の邸宅の2倍の大きさであり、武家の総帥の邸宅としての特徴が見られるそうです。10月に鎌倉入りをした頼朝は12月に完成した大倉御所に入る儀式を行い、「吾妻鏡」にはこれから以降、東国の人々はみな、頼朝の徳のある道を進むにを目にして鎌倉の主として推戴することになったと記しています。ちなみに東西南北に門があった関係で鎌倉では西御門という地名が現在でも残っていますが、東御門・東門があったところ、北御門・北門があったところどちらも現在はなぜか西御門という地名になっています。

前置きが長くなりましたが、今回は鶴岡八幡宮内にあります、鎌倉文華館・鶴岡ミュージアムで開催されています「鎌倉殿の13人大河ドラマ館」を観に行ってきました。上記のような当時の鎌倉が再現されたジオラマやドラマ制作の裏話が聞けたり、小栗旬さんのコメントが聞けたりするシアター映像、出演者1人1人のサイン色紙の展示、大型壁面に投影される体感展示などが行われています。1000円は若干高いかなあと思いましたが、平日は混んでない様ですし、興味のある方は鎌倉観光ついでに訪れてみるのはいかがでしょうか。

撮ってきた写真は、鎌倉文華館側から撮った平家池の写真です(こちら側からの写真はあまりないのでは?)、鶴岡八幡宮一の鳥居を入るとすぐに左側にある(西側)にあるのが平家池、右側(東側)にあるのが源氏池です。源氏池には産(繁栄)の願いを込めた三つの島が浮かび、平家池には死(衰退)を象徴する四つの島があります。おまけの写真は鶴岡八幡宮の神様の使いとされる鳩です。(鎌倉銘菓は鳩サブレー)

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