ゾロ目

2021年11月11日 16:48

今日は11月11日でゾロ目の日です。中国では1が棒のように並ぶ様子から光棍節(独身の日)といってなぜか爆買いの日にもなっているようですが、日本でも箸が並ぶように見えることから、いただきますの日だったり、ポッキー&プリッツの日だったり、きりたんぽの日だったりします。ゾロ目の日は何かの記念日になりやすいようです。ちなみに1918年11月11日に第一次世界大戦が停戦したことを記念して、ヨーロッパでは11月11日は祝日や記念日になっていることが多いそうです。

そもそもゾロ目とはなんだろうか?と思っていつものごとくWikipediaで調べてみると、2個のサイコロを振った時に同じ数字(目)が出ることで、そこから転じて、2桁以上の数列が全て同じ数字で構成されていることを言うそうです。そういえば時代劇の賭場で丁半博打のシーンなどで“ピンゾロの丁”なんていってますよね。やっぱり希少価値があるからでしょうか?紙幣の番号がゾロ目だと、コレクターにとっては価値が高いとされて、額面以上の価格で取引されていたり、ナンバープレートの番号が抽選になったりしているそうです。考えてみるとパチンコでもゾロ目が出るとフィーバーしますけど、人間何か同じものが揃うと自然に幸運を感じてしまう、本能みたいなものがあるのでしょうか。

もともとサイコロから来ているゾロ目なのですが、サイコロの歴史を調べてみると非常に古く、現在と同じような正六面体のサイコロの最古のものは、紀元前8世紀のアッシリアの遺跡から発掘されたものだそうです。日本へは奈良時代に中国から伝来し、平安時代の院政全盛期に絶大な権力を誇った白河法皇が「賀茂河の水(鴨川の水の流れ)、双六の賽(双六のサイコロの目)、山法師(比叡山延暦寺の僧兵)、是ぞ我が心にかなわぬもの」と述べたという記載が平家物語にあります。思い通りにならないサイコロの目ですが、元の六面体を凹ませて作っているためその分だけ質量が取り除かれることになるので、市販のサイコロでは1の面だけ大きく、他の面は同じ大きさの目でできているものが多いと思うのですが、この場合重心の偏りが生じて、最も上になりやすいのは5の面なのだそうです。なるほど・・・今回初めて知りました、そうするとちょっと工夫すればイカサマができそうですが、カジノなどで使用されているサイコロは重心の偏りが生じないように、目を凹ませた後に素材と同比重の材料で埋めてあり、さらに角も丸めてない(そういえば映画に出てくるカジノのサイコロは角が尖ってますよね)プレジョン・ダイスというサイコロを使用していて、イカサマはできないようになっています・・・・なるほど。

本当に偶然なのですが、午前中にふと時計を見ると11時11分でした。ゾロ目の日にゾロ目の時間・・・・・何か幸運が舞い込むと良いのですが・・・・なぜか期待してしまいます。














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