誤変換

2021年04月15日 16:55

最近の漢字変換プログラムはだいぶ優秀になってきていると聞いています、さらに変換候補が漫画の吹き出しのように出てきて同音異義語などの候補を示してくれるようなものもあります。しかしながら「鍼灸」→「新旧」「漢方」→「官報」などよく入力する漢字の誤変換に今だによくイラッとさせられているのですが、そもそも「汚職事件」→「お食事券」「お着物」→「置き物」などの有名どころから数えきれないほどの同音異義語が日本語にはあるようです。なぜなのだろう?と思いWikipediaで調べてみました、中古漢語は約3500個音、現代の北京語は約1200個音、広東語には約1800個音があり、中国語を表す文字である漢字を日本語(約110個音)に導入したことで、日本語においては同じ発音を割り当てなければならない事例が頻発して、音に違いはなくとも意味を区別できる様々な表記の組み合わせが生まれ、結果的に同音異義語が膨大な数になったそうです。
なるほどこうした経緯を知ると納得して少しイラッとすることも減るような気がします。そうはいっても最も同音異義語が多いとされる熟語は「こうしょう」らしく(交渉・考証・工匠・高尚・鉱床・口承・校章・公称・厚相・咬傷・香粧・・・・・・・・疲れました・・・)なんと『広辞苑』には50もの仮名見出しがあるそうです。
貴社の記者が汽車で帰社する(Wikipediaに載っていたダジャレです)、厚相との交渉はこうしよう、人事異動に伴ない北海道に移動します、英語だとこんなのもありますTwo is the oddest prime number ,since it is the only even one.
同音異義語と聞くとダジャレを言いたくなるのはオジサンの性でしょうか?オヤジギャグはやめてくれ・・・とのブーイング👎が聞こえてきそうなので今日はこれくらいにします。

記事一覧を見る