掃除について考えてみる

2021年02月27日 08:52

「掃除とは汚れてから行うものではありません、汚れないように絶えず綺麗に整えておくことが掃除なのです」・・・数十年前になりますが、確か2泊3日で坐禅研修に行った時、僧侶から言われた言葉だと記憶しています。仏教では作務と言って掃除も修行の一つと考えられています。我が小泉鍼灸治療院も当然、清潔で隅々まで掃除が行き届いていることは当たり前なので、朝、開院前に念入りに掃除をしてから営業を始めるようにしています。余計なことはそぎ落とし、掃除すること一点に集中していけば、それこそ仏教の修行のようになるのですが、なかなかそうはならず大体ぼーっと考え事をしながら掃除をしています。今朝掃除をしながら掃除について考えていたことを書きたいと思います。昔からよく漫画やアニメに家事ロボットなるものが登場して、人間の代わりにこなしてくれるシーンなどを見かけたのですが(手塚治虫さんの漫画などにも良く登場していたと思います)、半世紀前からあったら便利だなと思いながら、これだけAIだのロボット工学だのが発達してきている世の中で、お掃除ロボットが「ルンバ」が限界なのか・・・。掃除機かけてクイックルワイパーで床を拭き、エアコンや空気清浄機のフィルターを綺麗にし、ハンディーモップで棚や蛍光灯や机の埃をとってくれる・・・・ついでにトイレや風呂場も綺麗にしてくれる・・・・「ルンバ」どっかで売ってないですかね?人間てやっぱりすごいですよね、状況を把握して適切な道具や洗剤などを選択・判断して体に指示をして体を動かしてゆく、障害物や状況の変化に応じて適切に判断して、また体に指示をして体を動かしてゆく。こうしたことを絶えずフィードバックを繰り返しながら掃除をしています。掃除もなかなか奥が深い・・・AIロボットが代わりにこなしてくれる日はまだ遠いように思います。それまでは修行と思って日々精進します。

記事一覧を見る