鬼滅の刃

2020年12月24日 17:04

遅ればせながら鬼滅の刃全23巻を読み終えました。少年ジャンプは小中学生の時に毎週買っていて、その頃は200円持って行ってジャンプと10円のガムをいくつか買えた記憶があります。そういえば「すすめパイレーツ」や「サーキットの狼」等・・・・懐かしいなあ・・・・毎週楽しみにしてました。そんなおじさん世代にも「鬼滅の刃」は面白かった!!仲間と力を合わせて成長しながら勝利を掴み取っていく物語はジャンプの王道ですね・・・・ジャンプで育ってきた世代には大好物です。とはいえ「鬼滅の刃」には「鬼滅の刃」の良いところがたくさんあって、他の作品とは違った人を惹きつけるものがあったと思います。大正時代を背景にしていますが、剣の道を極めてゆく時代劇風な世界観になっていて、物語を読んでいると不思議な世界に入り込んだような感覚になります。鬼と戦う話は神話の時代からあると思うのですが、鬼殺隊(鬼を退治する剣士)一人一人の人物の背景などを丁寧にきっちり描いているので(鬼には鬼になったそれぞれの物語が描かれていて)それぞれのキャラクターに心を動かされます。炭治郎には炭治郎、禰󠄀豆子には禰󠄀豆子、善逸には善逸、伊之助には伊之助等、生まれた環境や出会った人との関わりによって形作られたというか・・・それぞれのキャラクターにはそれぞれの個性が光っています。個人的には珠世さんという鬼なんですけど鬼と戦うために人間と協力しているキャラクターに惹かれます(何故なのでしょうかデビルマンもそうですが、悪魔なんですけど悪魔と戦うみたいなキャラクターに何故だか惹かれます・・・・)。

限りある命か?永遠の命か?もちろん人間には命に限りがあり、その壁は乗り越えられないでしょう(少なくとも私が生きているうちは)。私たち一人一人にできることはそれほど多くなく(私たちの世代にできることはと言ってもいいと思いますが)、少しでも良くなった世界を次の世代に残してあげられるようにみんなで努力することで、そのまた次の世代は、もう少し良くなった世界をさらに次の世代に残してあげられるようにみんなで努力することで、さらにそのまた次の世代は、さらにもう少し良くなった世界を・・・・・こうして想いをつなげることが世の中を良くするということなんですよね・・・・・・・・・・炭治郎さん。

記事一覧を見る