ここ1〜2週間アメリカ大統領選挙の話題で持ちきりでした。アメリカ大統領の選挙でありアメリカ国民以外には選挙権があるわけではないのですが、世界中の注目を集めていたと言ってもいいと思います。どうやらマスコミがバイデン候補者の当確を打ち、次期大統領が決定したので(法律上は選挙人が投票して決定するらしいですが)、あくまでも日本からニュースを観ているだけの感想ですが、トランプ大統領が訴訟を起こしているにしても(もちろん最後の1票まできちんと数えることは大切だと思います)、世界中が安心したようなムードになっているのではないかと思っています。こうした結果を受けて日本の株価も上昇して良い影響を受けています。良い影響ばかりなら良いのですが、今朝の朝日新聞によると、中国の全国人民代表大会の常務委員会は、「国家の安全に危害を加えた場合」などに議員の資格を失うとする新たな基準を示し、香港の立法会(議会)議員の資格を剥奪する権限を香港政府に与えることを決定し、これを受けて香港政府は民主派議員四人の資格を取り消すと宣告しました。欧米各国は国際的な約束を破っていると批判を強めているそうです(もちろん日本政府も懸念を表明しています)。中国がこのタイミングで行ったことについて、アメリカの大統領選挙結果による政権移譲が遅れていて、空白期間が生じていることが影響しているのではないかとの見方もあるようです。ちなみに2016年(前回のアメリカ大統領選挙)についてNetflixのグレート・ハックSNS史上最悪のスキャンダルという番組を見ました。ケンブリッジ・アナリティカ(CA)というイギリスの選挙コンサルタント会社(現在は存在しない)がフェイスブックの個人情報を入手してデジタルマーケティングを使い、情報操作をしたのではないかとの疑いを調査した内容です。日本ではまだこうした事例はないのでしょうが、他人事ではなくSNS上の個人情報がいついかなるところで売り買いされているのか全くわからない状況は、やや不気味な感覚を覚えます(特に選挙に利用されているとなったら・・・)
世界はすでにあらゆるところでつながっているようです、それぞれの国々がバラバラではなく協力・協調路線を取らないとなかなか単独で問題解決とはいかないのではないでしょうか。