江ノ電2

2020年11月05日 16:37

今日は大変良い天気で鎌倉市内も観光客が多く、お出かけ日和となっていました。鎌倉・江ノ島観光をするにあたって江ノ電を利用する方も多いのではないでしょうか。江ノ電は正式には江ノ島電鉄線といい江ノ島電鉄株式会社によって運行されています。もともと1902年開業当時は別法人によって運営されていたのですが、その会社を東京電燈株式会社(現在の東京電力)が吸収合併し、同社から現在の江ノ島電鉄株式会社が譲り受けて現在に至っています。ロケーションが良いからなのでしょうが、映画・ドラマ・CMと数多く登場しているため日本の中での知名度はかなり高いと思います。最近では2016年に高雄捷運公司(台湾の運輸会社)と観光連携協定などを結んでいて海外でも知名度は高まっているようです。

江ノ電はかなりユニークな鉄道なのをご存知でしょうか、藤沢駅は駅ビル2階にあるドーム型ホームの駅だったり、道路と鉄道が同一平面を共有するものとしては日本で唯一の鉄道道路併用橋があり(さらにそこには車両用信号機があり江ノ電も信号を通過しています)、極楽寺のトンネルは1世紀を超えているレンガ積みのトンネルでできています。さらに腰越駅は4両編成で運行している場合、ホームの長さが足りず3両分しかないため1両はドアが空きません。ちなみに道路上を走っている区間もありますし、もともとは路面電車として開業したのですが、現在は国土交通省から許可を得て、鉄道として分類されてます。一般道路を自動車と同じ路面で走る鉄道としては、日本で唯一の路線だそうです。

私が高校に通学していた頃は、冷房のない車両があって窓全開で走っていたので、家のすぐそばを通過するときに、今晩の夕食はカレーだな・・・とかわかるような長閑な雰囲気な電車でした。今もなお長閑な空気感は残っていますし、相模湾の景色は一見の価値があると思います。空気が乾燥してきて肌が乾燥しやすかったり、ウイルスが心配だったりしますが、空気が澄んできて富士山もとてもよく見えるようになってきました。鎌倉観光の際は江ノ電に乗ってみるのもいかがでしょうか。

写真1 腰越駅近くの橋を渡る江ノ電
写真2 極楽寺のトンネル
写真3 七里ヶ浜駐車場からの江ノ島と富士山

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