「津田日記」ダイアン・津田篤宏さん著を読みました。著者の津田篤宏さんは、滋賀県出身。漫才師。2000年に中学の同級生ユースケとお笑いコンビ・ダイアンを結成。ツッコミを結成している。テレビ、ラジオ、舞台、YouTubeなど、各メディアで引っ張りだこの人気者で、最近は俳優としても活躍中。本書は初めての単著となる。
この本は、2025年に1日も欠かさずに綴った日記であり、下心も悪口も喜びも、感情むき出しで人間くささ全開のゴイゴイスーな365日を日記として公開したものです。(ちなみに帯には、読み出したら止まらない令和に奇跡の一冊とありました!)
うんこの話が登場しすぎでは?とか、二日酔いの話が多すぎでは?とか、直筆の文字があまりにも解読不能では?とか(自分自身も字の汚さは自覚しているので他人のことは言えないのですが)、心配になるところは多々ありますが、呼んでいて面白いことは間違いない・・・オススメです。
世界最古の「自筆日記」は藤原道長「御堂関白記」(998年〜1021年)らしく、国宝に指定され、2013年にユネスコ「世界の記憶」に登録されています。平安時代は日記文学の黄金期で「土佐日記」「蜻蛉日記」「和泉式部日記」「紫式部日記」「更級日記」など、日本で「日記=個人の内面を記すもの」という発想が早くから成立したのは①文字文化の特性、②貴族社会の価値観、③和歌文化、④女性の自己表現の場、という複数の条件が重なり、世界的に見てもかなり特異で、“平安時代の日本は“内面を書く文化“が突出して発展したそうです。なぜかというと、日本では「日記=他者に読まれることを前提とした文章」という性格が強く、西洋では「日記=自分の内面を密かに振り返るための記録」という傾向が強かったため、日記が文学として発達した時期に大きな差が生まれたそうです。(COPILOT調べ)
さらにCOPILOTによると、日記の効用は6つ、⑴自己理解、⑵感情調整、⑶記憶の定着、⑷創造性の向上、⑸自己の一貫性の維持、⑹他者との共有となっていて「津田日記」はほぼ全てを満たしている典型例に当たります。しかも、平安日記文学の系譜にある「読まれることを前提とした日記」という日本独自の伝統を、現代バラエティの文脈で継承している点が非常に興味深い。ということらしいです。
「土佐日記」「蜻蛉日記」「和泉式部日記」「紫式部日記」「更級日記」などの平安日記文学や、断腸亭日乗(永井荷風)、「敗戦日記」(高見順)、世界では、「アンネの日記」「フランツ・カフカの日記」「ヴァージニア・ウルフの日記」などに「津田日記」は食い込んでいけるのか・・・TO BE CONTINUDE..IN2026..期待したいと思います。