斜め論

2026年04月01日 15:16

「斜め論」松本卓也著を読みました。著者の松本卓也博士は、高知大学医学部卒業。2015年、自治医科大学大学院医学研究科修了。2016年より、京都大学大学院人間・環境学研究科総合人間学部准教授。専門は、精神病理学。著作に「人はみな妄想する」「心の病気ってなんだろう」「創造と狂気の歴史ープラトンからドゥルーズまで」など。
この本は、20世紀的な「垂直」(深さ・権威)と、21世紀的な「水平」(つながり・ケア)という二つの心のパラダイムを往復しながら、そのどちらにも偏らない第三の視座として「斜め」を提示する思想書です。精神病理学が“深い心理“を求める垂直的な学問から、当事者研究や対話的実践といった水平的なアプローチへと移行する中で、水平化が生む平準化や同調圧力にも目を向けます。松本博士は、垂直の洞察と水平の協調性を組み合わせることで、孤立にも横並びにも陥らない柔軟な生のあり方を探ります。
精神病理学の系譜、ケア論、当事者研究、ラカンやガタリの制度的精神療法、ハイデガーの思想などを横断しながら、現代のケアと生の空間を再構築しようとする試みです。深さとつながりのあいだをしなやかに行き来しながら生き延びる為の思考を提示する本書は、現代のケア、当事者性、依存、対話と言ったテーマに新しい光を当てる一冊です。(COPILOT作内容紹介)

大変興味深く読ませてもらいました。垂直と水平ではなく「斜め」の発想はあまり考えたことがありませんでした。新たな視点でした。考えてみれば空間はXY軸の平面では無くZ軸もあるんですよね、最近、時間と空間について考えていたことが多かったので、空間を平面で捉えてしまっていた側面があったとおもいます(反省すべき点です)。COPILOTとも色々キャッチボールをしたのですが、色々考え込んで固定観念にとらわれすぎると兎角生きにくい・・・・XYZ軸のどれかに固定されず、XYZ軸をうまく揺らぎながら生きる、これがしなやかに生きていくコツのようです。

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