アマチュア写真家への散歩道:似たような嘴編

2025年10月15日 16:51

今回も近所の森林公園へ行ってきました。朝方雨が降っていたせいか残念ながら野鳥の写真は全くダメでした。とりあえず池にいたカルガモを撮っていたのですが、カルガモの写真がたまたま真正面からの構図になり、写真のチェックをしているときに、カルガモの嘴はカモノハシの嘴にやたら似てるなあと思い調べてみました。カモノハシは、オーストラリア固有種であり、単孔目カモノハシ科カモノハシ属に分類される哺乳類。和名のカモノハシは英語のduckbillを訳したものであり、カモに嘴が似ていることが名前の由来となっている。カモノハシとカモの嘴が似ているのは、進化的に似た環境に適した結果、似た形状が生まれたためであり、これを収斂進化と呼ぶそうです。カモの嘴は硬くて角質ですが、カモノハシの嘴は柔らかく、ゴムのような感触で、内部には電気受容器があり、水中の獲物の微弱な電流を感知できるらしく、両者とも水中で餌を探す生活をしており、平たく広い嘴は水中での探知や捕食に有利な形状だったため、似たような形に進化した考えられるみたいです。カモノハシはものすごくユニークな動物で、当初は誰かがビーバーのような動物の体にカモの嘴を縫い付けたものであると勘違いされて、調査のため縫い目がないか毛皮に切り込みを入れて確認することもあったという。ちなみに学名のOrnithorhynchus anatinusは矛盾だらけのくちばしの意味だそうです。今回は唯一のカルガモの写真とCOPILOT氏が描いてくれた漫画のカモノハシ&カルガモ(くちBILL兄妹と命名しました)をご覧ください。

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