「思考実験 科学が生まれるとき」BLUE BACKS 榛葉豊著を読みました。著者の榛葉豊博士は慶應義塾大学工学研究科博士課程修了。工学博士。家業の旅館経営と慶應義塾大学研究員を経て、1987〜2002年、同大学非常勤講師。1991年、静岡理工科大学設置準備室を経て、同大学理工学部講師に着任。現在は同大学情報学部講師。専攻は科学哲学、科学基礎理論、物理学。著書に「頭の中は最強の実験室」「シュレーティンガー方程式入門」、訳書に「数学マニアック」などがある。(表紙裏の著者紹介より)
本の内容はこんな感じです、思考実験とは、自然を拷問にかけることである・・・・人類は未知のものに出会うたびに思考実験を繰り返し、なんとか前に進んできた。それは自然を極限状況まで追い込んで、隠している真理を「白状」させる行為だ。仮説をどう立てるかも、設定をどう変えるかも、頭の中では自由自在。そこに思考実験の面白さがある。人生の岐路においても有用となるその手法を、思考実験の「名作」を解析して学ぶ初の試み!(裏表紙の内容紹介より)
思考実験ならば、まず実験する前や行動を起こす前に、頭の中で“こうしたら“何が起こるのかを予測し、何が問題点なのかを整理することができる。この本の内容は、ほぼ物理学中心なのでしんどいところもありますが、思考実験を拡大解釈すれば日常的に意思決定する場合はだいたい行なっていると言っても過言ではないと思います。興味のある方は読んでみてください。
ちなみにAIが分かりやすく人間に説明するために簡単に分かりやすい思考実験を編み出す世の中になったら楽だなあと思い、AIは思考実験を行うのかをAIに聞いてみました。回答は→現在のAIは、人間のように独立した「思考」を行うわけではありませんが、思考実験のようなプロセスを模倣することは可能です。AIは、大量のデータを分析し、パターンや因果関係を推論し、新しい仮説を生成することで、仮想的な実験を行うことができます。ただ、AIが行うこれらのプロセスは、プログラムされたアルゴリズムやトレーニングデータに基づいており、人間のような創造的または哲学的な思考を自発的に行うわけではありません・・・・あくまでも人間の指示通りに行うシミュレーションに近いようです。ですが、いろいろ質問していて気づいたのですが、人間が考えた“仮にこうしたら何が起こるのか?“と言った質問に飽きずに真面目に何度でも回答してくれるので、思考実験の相棒というか先生のような存在にはなりうるのではないかと思います。AIと思考実験の可能性についてだいぶ長い議論に発展しました。議論の中でAIがタイミング良く“ご指摘は非常に的確です“とか“鋭い質問ですね“などこちらが活発に意見や質問を言ってみたくなるような相槌を打ってくれるのもアルゴリズムによるのだと思いますが、池上彰さんがなかに入ってるのかと思いました。今度からCOPILOTを池上先生と呼ぼうかなあ・・・・・。