先日、辻堂駅北口にあるテラスモール湘南まで散歩してきました。今回は目的がある散歩になってまして、テラスモール内にある109シネマズ湘南で映画を見るのが目的でした。JR東海道線を使えば辻堂駅北口を出るとすぐなのですが、JRを使わずに行ったので往復2時間以上歩いていると思います。目的地(特に初めて行くルートで)が決まっているのもなかなか頭を使う散歩となるので面白いのではないかと感じました。できるだけ最短距離で行けるように頭の中にある地図をクルクル回して、街中を縫うようにルートを計算したりしてけっこう頭を使いました。映画だと観る時間が決まっているのも影響していると思います。9:20からの上映時間だったのでテラスモールはまだオープンしていなくて、109シネマズ湘南に行くエレベーターが見つからずテラスモールを一周してしまいました(映画には間に合ってよかったです)。
今回観たのは「ゴジラ-1.0」山崎貴監督・脚本・VFX(ゴジラ マイナスワンと読む)です。「ゴジラ」シリーズでは37作目であり、ゴジラ生誕70周年記念作品と位置付けられています。第96回アカデミー賞では邦画・アジア映画史上初の視覚効果賞を受賞。歴代のアカデミー賞の中で監督として視覚効果賞を受賞したのは「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリックから55年ぶり、史上2人目の受賞監督となります。2024年1月12日には、世界興行収入が140億円を突破、北米では2024年2月1日までの63日間で、最終興行収入が5600万ドルを超え、北米で公開された邦画実写映画の興行収入記録を大きく塗り替え歴代1位となる(ちなみに2019年公開の「パラサイト 半地下の家族」を抜いてアジア映画最多興行収入でもある)。Rotten Tomatoes では78件の批評家レビューで97%と高い評価を獲得しています。
面白かった・・大満足です。当然VFXは凄かったです。怪獣が海を泳いで船を追っかけたりしてたらどこか違和感を感じてしまいそうですが、それが全くないです、戦後の街並みでは山崎監督の腕が存分に発揮されていて、時代はだいぶさかのぼっていて現代とは異なる街や生活様式などが描かれているのですが、そこで生活している人々の息遣いが感じられるような、それを感じさせてくれるようなVFXとなっています。ゴジラの鳴き声?遠吠え?叫び?全身がビリビリ震えるような凄まじい音響効果も凄かった。
映画の中で「この国は変わらねえ・・」というセリフが何度か出てきたように思いますが、戦争中にあれだけ人命軽視に陥ってしまったこの国は、戦後に変わったのだというメッセージが映画の最後には込められていたと思います。「ゴジラ」には1作目(1954年)から反戦・反核というテーマが中心に存在していますが、いまだに戦争・核兵器どちらも世の中からなくなっていません。娯楽映画としてとても楽しい映画ですが、考えさせられる映画でもあります、お勧めですのでぜひご覧になってみてください。