諦念後

2023年12月28日 13:13

「諦念後」小田嶋隆著という本を読みました。著者の小田嶋隆さんは、コラムニスト、テクニカルライターであり、コンピューターや社会問題に関する鋭い見解で知られ、日経ビジネス電子版や諸君!などの雑誌でコラムを連載していました。また早稲田大学や関西大学で教鞭をとり、多くの著作を残し、独自の視点と警句で読者を惹きつけ、代表作には「我が心はICにあらず」や「晩年は誰のものでもない」などがあります。2022年6月に病気のため65歳で残念ながらお亡くなりになっています。

この本は、小田嶋さんがお亡くなりになる前に書いた最後のコラム集であり、遺作となりました。定年後の男の生き方や死に方について綴ったコラム集です。ソバ打ちやギター、スポーツジムなどに挑戦したり、終活や断捨離をしたり、同窓会や選挙に参加したりと、還暦を過ぎても新しいことに挑戦し続ける姿を書いています。しかし、その裏には老化や死という現実との葛藤や諦念があり、自分の凡庸さと和解しながらも、自分らしく生きることの意味や価値を問いかけます。小田嶋さんの鋭い視点で抉り出された還暦を過ぎた男の哀愁漂う文章は、読者に・・特に同世代の男たちに多くの示唆と感動を与えてくれます。(チャットGPT作・一部改変)

還暦一歩手前の男にとってこれほどぴったりの本があるでしょうか?あまりにも多くの示唆を与えてくれたのと同時に、“なるほど・・・確かにそうですよねえ“といった心の深いところで頷いてしまうような共感を覚えました。だいたい50代後半になってくると若い頃とは同じようには体が動かなくなってくるようになり、だんだん考え方なども少しづつ世の中とのズレを感じてくる歳なのだなあと感じます。60歳を過ぎたからといって仕事は続けたいと思っていますし、自分の何かが突然そこを境に変わるわけではないと思うのですが、その頃を境に徐々にシフトチェンジをする必要はあるのかなあと・・・少しづつ諦念することは増えるのかなあと・・・。ただ救いだったのは小田嶋さんの諦念後はなんだか楽しそうだなあと思えたことです。色々なことに折り合いをつけながら自分らしく生きる方法などいくらでもあるんじゃない?そう言われているような気がしました。いつの日か小田嶋さんのような文章をブログに書いてみたいと思っています。

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